好きな事を仕事にする方法〜成功する人と失敗する人の5つの違い〜

好きな事を仕事にするのは難しい?

子どものころ持っていた夢を叶え、もっとも好きな事を仕事にしているという人は少数派です。
多くの人が、好きなことと仕事に境界線を引き、折り合いをつけています。

私も「好きなことならもっと頑張れるのに!」、「一度きりの人生なのに今の仕事を続けて満足できるのか?」と葛藤しながら働いていました。
しかし、現在は100%と言えなくても、少なくても以前よりは仕事を楽しみ、好きを仕事に取り入れた生活ができています。

環境を変えることができた理由の1つは、ワークショップを通して様々な業界の第一線で活躍する多くの方々のお話を聞く機会に恵まれたからです。
その方々は、まさに好きなことを仕事にしているような方々で、仕事に関する考え方を含めて様々なことを学ぶことができました。

このサイトでは、好きを仕事にする、キャリアについて考えるをテーマに情報を発信していきます。

好きを仕事にして成功する人・失敗する人の違い

好きなことを仕事にすることについては、人によって意見が別れる点だと思います。
好きを仕事にするのが簡単ではないことは多くの方がわかっている一方で、好きなことをして生活できたらどんなに良いかと考えがちです。

情報はネットで手に入れることはできますし、終身雇用制の企業も減り転職を1回もせずにキャリアを終える人の割合も減少しています。
つまり、起業や転職によって好きを仕事にするためにチャレンジするのは比較的容易な環境になっています。

しかし、好きなことを仕事にすることができても、結果的に成功と言える人と失敗と言わざるを得ない人に分かれてしまいます。
成功する人と失敗する人との差を見ると、次のような違いがあります。

・好きのレベルが高い
・キャリアの全体を考えている
・犠牲を払う覚悟がある
・苦手から逃げない
・継続している

好きな事を仕事にするメリット

好きなことを仕事にするメリットは、仕事に対して情熱を注ぎやすいということです。
好きこそ物の上手なれというように、好きかどうかは上達するかどうかに深く関係します。
好きだからこそ、時間を惜しまず努力することができ、努力するからこそ成果に繋がりやすくなるのです。

現在の仕事が好きではない場合には、言われたこと、求められた以上のことまで意識が向かないケースが多くなります。
仕事が好きで会社にいる時間外も仕事に生かそうとする人と、仕事の時間外は全く自分を磨こうとしない人とではどちらが成果を残しやすいかは簡単に分かりますね。

好きな事を仕事にするデメリット

好きをなことを仕事にするのはメリットもあればデメリットもあります。
このデメリットを許容することができないという場合には、好きを仕事にするべきではないと考えましょう。

好きなことが嫌いなことに変わることもある

楽しいこと、好きなことはたくさんあっても、実際に仕事として接するとこれまでは見えていなかった部分が見えてくることもあります。
絵を描くことが好きでイラストレーターやデザイナーになりたいと思う人はたくさんいます。
しかし、企業に勤めても、フリーランスでもクライアントの意向に沿って制作を進めるため好きなように仕事を進めることはできません。
自分が良いと考えるデザインを否定されることもあるでしょうし、アートディレクターなどになれば制作よりも進行管理やマネジメントに時間を割かなければいけないこともあります。

好きなことや楽しいことは一種の避難口であると言えます。
仕事で辛いことがあっても好きなことに打ち込むことでストレスを発散し、また仕事に向き合うことができます。
好きなことを仕事にすることは、避難口の1つをふさいでしまう危険性があることを認識しましょう。

未経験での転職は給料が下がることが多い

未経験の業界に転職する場合には、給料が大きく下がる可能性もあります。
もちろん大手企業へ転職するのであれば、そのような心配は不要かもしれませんが、好きなことを仕事にするためには現在の職場の条件よりも悪い条件で転職しなければならないこともあります。
場合によっては、アルバイトなどの非正規社員として入社する覚悟も必要かもしれません。

好きなことを仕事にするために転職する場合には、業務内容がもっとも優先度が高い条件になるということです。
給与や福利厚生などの条件は、希望通りにはいかない可能性が高いと言えます。

好きを仕事にする5つの方法

好きなことを仕事にするにはいくつもの方法があります。
しかし、あなたがしたいこと、あなたの置かれた状況によって取れる方法を異なります。

例えば、医師や弁護士になりたいのであれば国家試験に合格し免許をとる必要があります。
また、音楽が好きで仕事にしたいという場合には音楽への関わり方は1つではありません。
・プロのミュージシャンとしてCDを出す
・プロの演奏家としてバンドなどの演奏を行う
・インストラクターとして演奏を教える
・音楽教師として音楽を教える
・プロデューサーとして新人アーティストの発掘をする
・音楽関係雑誌の記者として魅力を伝える

あげればきりがありませんが、単に何かが好きという気持ちだけでなく、具体的にどの部分に魅力を感じているのかを明確にすることが好きなことを仕事にして後悔しないためには必要になります。
それを明確にすることで、次の方法のうちどれが良いのかが見えてきます。

転職をして好きな仕事に就く

自分の希望する会社や業界に転職することができれば、好きなことを仕事にするのに一歩近づいたと言えます。
フリーランスや起業と違い、会社からの給与が保証されているのでいきなり収入がなくなるといった危険性がないのがメリットです。

しかし、会社に所属している以上、会社の方針に従わなければいけない場面が出てくることが予測できます。
例えば、デザインの仕事をしたくて転職したのに、思っていたようなデザインの仕事をさせてもらえない、他の部署に移動させられるという可能性もあることを覚えておきましょう。

また、未経験の場合には転職自体が簡単ではないというデメリットがあります。

好きなことで起業をする

すでに好きなことを仕事にするノウハウがあるのであれば、起業という選択肢もあります。
起業する場合には現在の職場を退職することがほとんどなので、経済的な面で非常に不安定になる可能性があります。

また、好きなこと自体が仕事にしにくいこともあるので、ただ好きというだけでは上手くいかない可能性が高いでしょう。
世の中でニーズあるのかを見極める力や、経営者としてのマネジメント能力も求められるのでハードルは高いと言えます。

パラレルキャリアで好きな仕事を始める

転職や起業で起こる経済的なリスクを低くする方法として、パラレルキャリアがあります。
パラレルキャリアとは、現在の仕事と並行して、別のキャリアを築いていくことです。
例えば、平日は会社員として働きながら、平日の夜や休日は執筆業をこなすなどが該当します。

会社員としてのキャリアを並行して、ライターとしてのキャリアも同時に築いていくことができます。
現在の仕事をやめる必要がないのがメリットですが、会社によっては副業に関する規定が厳しくパラレルキャリアの選択ができない場合もあります。
また、休日などを犠牲にする必要があること、やらなくても収入があるため中途半端になってしまうなどのデメリットがあります。

ブログ、you tubeなどのメディアを活用する

好きなことについて情報発信をしたいという場合には、ブログやyou tubeなどを利用すれば比較的簡単に実現することができます。
広告収入を得ることは可能ですが、ブログやyou tubeの広告収入だけで生活ができるプロのブロガー、アフィリエイター、ユーチューバーは一部なのが現実です。
収入を増やしていくには、webマーケティングやSEOの知識が必要になる場合もあります。
初期費用もほとんどかからず、仕事をしながらでも始めることができるのでハードルは低いですが、十分な収入を得るのは難しい方法でもあります。

フリーランスとして仕事を受ける

デザイナーやプログラマーなどの場合には、フリーランスとして仕事を受注することも可能です。
実績がないと回ってくる案件が圧倒的に少ないのが現状ですが、クラウドソーシングによって未経験の方でも依頼を受けるチャンスが増えています。

ただ、クラウドソーシングでの案件は、一般的な相場よりもかなり低い金額での依頼であるケースも多いのがデメリットです。
仕事数は多いので、クラウドソーシングを利用して実績作りや人脈作りを進めるのも良いでしょう。

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