1Dayと2Weekのコンタクトをコスト・手間・衛生面で徹底比較

コンタクトは1Dayと2Weekどっちがおすすめ？

ソフトタイプのコンタクトレンズには、使用できる期間によって1Day、2Week、1Monthなどの種類があります。
コンタクトレンズ使用者に聞くと使い捨ての2Weekか1Day利用者が多いようです。

一般的には、費用面からいえば2週間タイプの方がコストを抑えることができるのですが、1日使い捨ての方が衛生面や洗浄、消毒の手間は少なくて簡単です。

1Dayと2Weekの違いを3つの観点から比較します。

1Dayと2Weekの使い捨てソフトコンタクレンズの一番の差は費用です。
しかし、使用できる期間の違いは、費用以外にも次のような差が出てきます。

どちらのタイプも商品によって値段が異なりますが、今回は次の2つの商品で比較していきます。

まずは、1Dayと2Weekタイプの費用を比較してみましょう。

1Dayタイプは、1箱30枚入りで税込2,400円程度です。
1日で2枚使用するので、1箱30枚でおよそ半月分になります。

つまり、月額でいうと4,800円、1日あたりになおすと160円です。

2Weekタイプは、1箱６枚入りで税込2,400円程度です。
1箱あたりの価格に大きな違いはありませんが、両眼2枚で2週間の使用ができるので、1箱で6週間分になります。

つまり、月額でいうとおよそ1,720円、1日あたりになおすとおよそ57円です。

比べてみると、1Dayの方が2Weekよりも3倍近く高いことがわかります。
実際には、2Weekにはレンズの費用に加えて、洗浄液の費用が加算されます。

洗浄液がオプティーフリープラスの場合、月に360ml1本の使用とすると、675円がプラスになります。
それでも、1Dayの場合の月の総額が4,800円に対して、2Weekの場合の月の総額は2,395円（1,720円＋675円）となり、2Weekが費用の面ではおすすめです。

1Dayに対して2Weekが手間がかかるのは、外すたびに洗浄液でのこすり洗いが必要だからです。
1日の使い捨てであれば、装着していたレンズを外した時点で同じものを再び使うことはできません。

一方で2Weekのものは、洗浄液によるケアが必要です。
14日目以外は毎日ケアをしなければならず、だいたい1回のケアに1分程度はかかります。
つまり、月30分から1時間程度ケアに要さなければいけません。

衛生面を重視するなら1Dayタイプがおすすめです。

2Weekタイプは、洗浄液で毎日洗いますが、完全にタンパク質などの汚れを落とすことはできません。
期限を守って使用していても、開封したてのような状態にはならないのです。

それに比べて1Dayタイプは、毎日交換するので清潔な状態が維持されます。

1Dayタイプはコスト面で2Weekよりも劣りますが、毎日使用しない場合にはコストは下がります。

2Weekタイプの使用期限の2週間は、開封したら使用しない日があっても開封日から2週間となります。

1Dayなら、コンタクトを使用しない日が多い場合には、その分費用が抑えられます。
だいたい、1週間のうちの4日をメガネを使いコンタクトを使用しない日とすると、2週間タイプの月額費用と同じくらいになります。

毎日使うと1Dayタイプのコンタクトは費用が高くなります。
しかし、1枚あたりの価格を考えると1Dayタイプの方が安くなります。

万が一、コンタクトを破れるなどのトラブルが起きた場合には、1枚あたりの価格が安い方が被害が少なくすみます。

2Weekタイプが洗浄中に破れると言うことはあまりありませんが、使用する環境によっては汚れやすい、ダメージを受けやすいなどもあります。
使用期限前にダメにすることが多いという人にとっては、1Dayの方が良いかもしれません。

1Dayタイプと2Weekタイプのコンタクトレンズを費用、ケア、衛生面の3つの観点から比較すると、次のようになりました。

1Day：ケアの必要がなく、毎日交換するので衛生的
2Week：毎日洗浄する手間がかかるが、1日あたりの価格は1Dayの1/3程度と安い

費用が気にならないのであれば、1Dayタイプのコンタクトレンズおすすめです。
しかし、１ヶ月で5,000円近いコストがかかり、年間で2Weekと比較すると約30,000円ほどの差がでます。

ただ、1Dayタイプはメガネとの併用をしやすいので、毎日コンタクトを使わない場合には費用を抑えることができます。