【3分でわかる】業種と職種の違い|就活で知っておきたい基礎用語を解説

業種と職種の違いは何?

「業種」と「業界」の2つの言葉の違いを説明できますか?

書類などに書く場合には、インターネットで調べながら記入すれば良いかもしれませんが、2つの言葉の意味をしっかりと把握していないと面接の場合などではとっさに出てこずに回答に詰まってしまう可能性もあります。

簡単に説明すると、「業種」とは企業などがどのような事業を行っているかを表したもので、職種とは企業ではなく、あなたがどのような業務に携わっているかを示す言葉です。

この記事では、より詳しく「業種」、「職種」の意味や、似ている意味の「業界」、「職業」との使い分けについても説明していきます。

業種とは企業などの事業内容

業種とは、企業がどのような事業内容を行っているかを示すものです。

例えば、「農業」、「製造業」、「小売・卸売業」などがあります。

総務省統計局の企業統計調査産業分類一覧では18の業種に大きく分類されています。

転職や就活で「農業」や「金融業」を希望する場合には、どのような仕事に興味を持っているかが窺えますが、「製造業」や「サービス業」などを希望する場合には、他人には、興味のある仕事が分かりにくくなります。

業種とは、仕事に関する分類の中でも大きな分類方法です。
業種を知ることで、まずは自分の興味のある、従事している仕事がどのようなものかを理解しましょう。

業種と業界の使い分け方

業種と似た用語に「業界」があります。

業界は、業種のように企業がどのような事業内容を行っているかを示しますが、業種に比べて示すものが曖昧なので注意が必要です。

例えば、金融であれば、「金融業」も「金融業界」もほぼ同じような意味で使われます。

一方で、自動車に関係する仕事の場合には、自動車を製造しているなら「製造業」、販売しているなら「小売・卸売業」になります。
しかし、業界というくくりをするならどちらも「自動車業界」と言うことができます。

面接や転職カウンセリングの場で「業界」と言う言葉が使われた場合には、何を指して「業界」と言っているのかに注意をしましょう。
必要に応じて、次に説明する職種なども付け加えて返答した方が良い場合もあります。

職種とはどのような業務に携わっているか

職種とは、「営業」、「経理」などの企業内でどのような業務に携わっているか、携わりたいかを示します。
例えば、次のような職種があります。

  • 営業
  • 企画、マーケティング
  • 事務
  • 技術
  • クリエイティブ
  • サービス
  • 専門

上記は大まかな分類であり、たくさんある職種の一部です。

人によってはマーケティングができるのあれば業種は問わないと言う人もいれば、特定の業種、企業へ貢献するためにマーケティングスキルを使いたいと言う人もいるでしょう。

就活、転職が上手くいかない人の多くに当てはまるパターンとして、「業種」、「職種」に対する考え方が曖昧なことが挙げられます。
この2つは、あなたがどのようなキャリアを築きたいかに直結します。

転職などでカウンセリングを受ける時は、大まかでも良いので「業種」、「職種」を絞っておきましょう。
そして、面接を受ける場合には、なぜこの「業種」、「職種」を希望して、なぜこの「企業」でなければいけないかを明確にすることが重要です。

職種と職業の使い分け方

職種と似た言葉に「職業」があります。
職種はどのような業務に携わっているかを表しますが、職業は大まかにどのように生計を立てているのかを言います。
例えば、どのような業種、職種でも企業に勤めて給与をもらっていれば「会社員」です。

会社員を含めて、他には以下のような職業があります。

  • 会社員
  • 派遣社員
  • 公務員
  • 自営業
  • 団体職員
  • 農業
  • パート、アルバイト
  • 学生
  • 無職

主婦の場合は、無職と記入するのが一般的ですが、場合によっては「主婦」と記入しても問題ありません。
公的な調査などの場合には、記入例などを参照しながら、例にならって書けば良いでしょう。

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