20代の転職回数の平均はどのくらい?面接で不利になる?

近年は、大手企業であっても徐々に生え抜きの人材は減少していく傾向にあります。

新たな仕事にチャレンジしたいと思った時、今の仕事に向いていないと感じた時など転職を考えるタイミングは少なくありません。

では、実際に転職という選択をしている人は多いのでしょうか?

20代の転職回数の平均は何回?

転職回数については、大手人材紹介会社や転職サイトなどで公表されています。
大手転職サイトのリクナビネクストが2017年の1月〜6月に自社のサービスに登録した会員のデータの集計結果によると、20代の会員の76%が転職経験なしと言うことです。
逆に言えば、4人に1人程度は20代のうちに1回以上の転職を経験しているのです。

また、転職回数1回の会員は16%、2回の会員は6%なので、20代においては転職経験がある方は少数派と言えます。

転職回数が多いと不利?3つのデメリットとは?

今の所、20代での転職は少数派ですが、実際に転職するとなると転職回数が多いのは面接では不利になるのでしょうか?
20代での転職では、一般的に次のようなデメリットが考えられます。

  • 転職後に仕事が続くのかへの懸念
  • 知識、スキルの未成熟

まず、前職を離職するのには何かしらの理由があるはずです。
ステップアップのために転職する人もいれば、人間関係や給与面で転職活動をしている人もいるでしょう。
多くの場合、面接では転職理由を聞かれることになります。
その際の説明が、面接官にとって納得できるものではない場合には、転職は成功しづらいでしょう。
例えば、上司との人間関係が転職理由の場合には、スキルややる気がいくらあっても、同じ理由で再転職してしまうのではないかという疑念が出てきてしまいます。
転職面接の際には、あまりネガティブな転職理由を前面に出すのは良い結果に繋がらないでしょう。

また、どのような仕事でも1年、2年で仕事の楽しさ、難しさの全てを体験できるわけではありません。
20代での転職回数が多く、1つ1つの仕事を続けている期間が短いと責任の大きい仕事を任される前に転職しているのではないかと考えられます。
もちろん、短期間でも責任のある仕事を任せられ、成果を残している場合もあるので、その成果をしっかりと面接などで示すことが転職では重要と言えます。

転職回数が多いジョブホッパーとは?

仕事が長続きせずに転職を繰り返しているような人をジョブホッパーと言います。
具体的な転職回数や、離職までのスパンの定義はありませんし、ジョブホッパーである事が必ずキャリアにとってマイナスになると限りません。
しかし、最近では「ジョブホッパー」は、仕事を長く続ける事ができない人のようなネガティブな意味で使われるケースが多いようです。

それでも、転職回数を無駄に増やすのは得策とは言えないでしょう。

転職回数は職場にバレる?

転職回数が多かったり、1つの職場をすぐに退職してしまった場合には、あまり再転職先には伝えたくないという方もいるのではないでしょうか。
多くの場合、転職するには履歴書や職務経歴書を提出するので、企業側はその情報を元に転職回数を把握します。

逆に言えば、実際に働く前であれば提出書類でしか転職回数を把握できないということです。
では、履歴書や職務経歴書に本当の転職回数を記入しなかった場合にはバレるのでしょうか?
必ずとは言えませんが、社会保険や厚生年金などの事務手続きをする際に前職の情報を企業が把握する場合があるようです。
履歴書や職務経歴書での経歴詐称があった場合には、採用の取り消しや、懲戒免職と言うことにもなりかねません。
バレる/ ばれないではなく、転職回数は正直に申告するようにしましょう。

転職回数が多くても内定をとるポイントは?

転職回数が多いと、今後も仕事が続かないのではないか、十分なスキルを持っていないのではないかなどの懸念から転職で不利になるケースも少なくありません。
しかし、転職回数の多い方が転職に失敗しているかというとそんなことはありません。

転職回数が採用において不利になるかどうかは、転職理由にあります。
まず、企業にとってマイナスなのは転職回数そのものではなく、採用後の離職リスクです。
つまり、これまでの転職理由が企業にとって納得できるものであれば問題はないということです。

生涯での転職回数は平均何回くらい?

20代の転職者は少数派でしたが、生涯での転職回数は平均どのくらいなのでしょうか。
転職サイトenミドルの転職の2014年に行われた20代から60代の2,713名を対象としたアンケートによるとおよそ8割の人が1回以上の転職経験があると言う結果が出ています。
基本的に20代よりも30代、30代よりも40代と年代が上がるにつれて転職経験がない人の割合は減少していきます。

しかし、50代になると転職者の割合は40代よりも減少します。
終身雇用制度が一般的であった50代以上に比べて、若い年代の方が転職の機会が増えていることがわかります。

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