週休二日制と完全週休二日制の違い|土日祝を休めるのはどっち?

週休二日制と完全週休二日制の違いは?

仕事が好きな方でも、やっぱり週休二日制の仕事が良いですよね。
ですが、「週休二日制」の正しい意味を知っていますか?

実は、週休二日制は必ず週に2日間の休みがあるわけではありません。
転職などで求人情報を見ると、「週休二日制」や「完全週休二日制」といった表記を見かける事があります。

漢字一字の違いですが、この2つは最大で月に休日3日程度の差が出てくるのです。
「週休二日制」と「完全週休二日制」の意味や違いについて分かりやすく説明していきます。

週休二日制は週に2日の休日があるとは限らない

まずは、「週休二日制」についてです。
週休二日は、1か月のうち週に2日以上の休みがある週が1週以上あり、それ以外は週に1日以上の休みがあるような場合を指します。

もちろん、これは夏だけや○月だけなどではなく1年を通して以上の条件を満たしている必要があります。

「週に1日以上」なので2日間休むこともできるかもしれませんが、週休二日の条件を満たしていれば週に1日しか休みがなくても求人広告が虚偽であったわけではありません。

完全週休二日制でも土日休みとは限らない

次に「完全週休二日制」についてです。

求人広告などに「完全週休二日」と書いていれば、1年を通して週に2日の休みがあります。
しかし、週休二日でも完全週休二日でも注意が必要なのは休みが土日とは限らないということです。

二日休みと聞くと、土日が休みだろうと思い込んでしまうかもしれませんが、土曜日と水曜日ということもありえます。

では、何曜日が休みかはどこを見ればわかるのでしょうか?
たいていの求人広告には、次のような記載がされています。

  • 完全週休二日(土日)
  • 完全週休二日(水・土)
  • 完全週休二日(シフト制)

土日休みは分かりやすいですが、シフト制の場合にはシフトに応じて週に二日間の休みがあります。
また、場合によっては応相談などとなっていることもあります。

その場合には、曜日は決まっていないので相談によって2日間の休みが決まります。

完全週休二日は祝日も休める?

土日が休みかどうかと同様に注意したいのは、祝日の扱いについてです。
例えば、完全週休二日で土日休みの場合、月曜日が祝日なら3連休となるのでしょうか?

求人情報に次のように書いていれば3連休となります。

休日:完全週休二日(土日)/ 祝日

一方で、次のような表記の場合には3連休とはならない可能性があります。

休日:完全週休二日(土日祝)

この場合には、休みは祝日と土日のどちらかとなるので休日は2日間となります。

その他にも、週二日以外の休みがある場合には、「〜/祝日/GW、夏季休業、冬季休業/ 有給」などと記載があります。
もし求人情報だけでは判断ができない場合には、応募の際に確認するのが確実です。

ただ、休みのことを優先的に考えているような印象は面接ではマイナスにもなるので質問の仕方やタイミングには注意を払いましょう。

労働時間に関する法律

週休二日や完全週休二日などは法律用語ではありません。
労働時間にしては、労働基準法によって定められています。

労働基準法35条では、雇用者は労働者に週に1日以上の休み与えなければいけないこと、労働時間は原則として1日8時間、週に40時間以内でなければいけないことが記載されています。

この労働基準法によって定められた休日を法定休日といい、企業ごとの就業規則によって定められた法定外休日と言います。

週休二日制と完全週休二日の違いのまとめ

説明したように週休二日制の場合には、週に二日の休みが取れるわけではありません。
また、完全週休二日であっても土日が休みとは限らないので、求人情報を応募前にしっかりと確認するようにしましょう。

休日がどのようになっているかは仕事を選ぶ時にとても重要な要素ではあります。

そのため、求人情報だけでは不明な点がある場合には応募時に質問するのが良いでしょう。
働き始めてから「思っていたように休めない!」とならないようにしましょう。

ただ、面接時にあからさまに休日について気にしている印象はマイナスになることもあります。
質問の仕方やタイミングには注意を払い、就業意欲がないと勘違いされないようにしましょう。

また、休日に関することだけではなく、前職での常識で判断しないことが重要です。
前の職場では土日が休みだったから、週休二日と書いてあれば土日が毎週休みだろうと思い込んではいけません。

転職をする機会は以前に比べて増えてきていると言われています。
だからと言って、転職が簡単、気軽なものになっているわけではありません。

分からない用語などはしっかりと調べ、時間をかけて準備をするようにしましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする