履歴書のJIS規格とは何?ダウンロードできるテンプレートは危険?

履歴書は市販されているものから、インターネットで無料ダウンロードできるものまで様々な種類があります。

どれも大きな差はないと思っていると、本来書くべきではない内容を記入してしまう危険性があります。
実は、選考をするにあたっては収集すべきでない内容というのがあるのです。

例えば、家族構成や進行している宗教などー。
そのような不要な項目がない履歴書を選ぶには、履歴書の規格について知っておくと良いでしょう。

この記事では、履歴書の規格について、どのような履歴書を選ぶべきかを説明します。

履歴書のJIS規格とは何?

JISとは、日本工業規格(Japanese Industrial Standard)のことで、製品によって各省の大臣が認めた日本の標準規格なのです。

そのため、履歴書についてもJIS規格のものを使用しておけば失敗はないと言えます。

基本的には、市販されている履歴書を購入すればJIS規格である場合が多いです。

商品のパッケージにも、「JIS規格」、「JIS規格標準」などと書かれているので心配であれば確認してから購入するのが良いでしょう。

ただし、JIS規格でなければ就活や転職活動には使用できない、というわけではありません。

家族構成NG?ダウンロードするテンプレートは危険?

JIS規格以外を使用してはいけないわけではありませんが、履歴書には相応しくない内容が入っていないかは確認すべきです。

特に無料でダウンロードでできる履歴書のテンプレートの場合には注意が必要です。
例えば、JIS規格の履歴書には「家族構成」などの項目はありません。

選考においては、考慮すべきではない内容については履歴書には書くべきではないということです。
実際には、公務員などの場合には家族構成について書類を提出しなければいけないケースがあります。

しかし、履歴書はあくまでも選考と、その後の雇用契約で使用するものです。
家族構成や信仰してる宗教など、本の意思や選択とは無関係な要素、思想の自由に関することは選考基準にするべきではないのです。

これらの項目は履歴書だけでなく、面接のおいても採用担当者は質問してはいけないことと言えます。

履歴書や面接ではNGとされる項目の例

緊急連絡先、家族の連絡先、勤務先を把握するために、公務員などでは家族の情報を提出しなければならないことはあります。

しかし、家族構成などについては面接や履歴書を通して情報収集し、合否の判断材料にすべきものではありません。

他にも次のようなことは、履歴書への記入、面接での質問がNGとされています。

  • 家族構成について
  • 本籍はどこか
  • 宗教的な思想について
  • 支持する政党はどこか
  • 愛読書は何か
  • 労働組合への加入について
  • 恋人はいるのか

これらは一部なので、選考において本来は考慮すべきでない内容が履歴書の項目にある場合には注意が必要です。

また、以上のような情報を選考時に収集することは法律に違反し企業に対して罰則が設けられています。

履歴書の選び方|大きさはA4?B5?

履歴書には主に半分に折った状態でA4タイプのものと、B5タイプのものがあります。

どちらを使用しても構いませんが、近年ではA4のものがよく使用される傾向があるようです。

A4サイズは国際規格ということに加えて、職務経歴書はA4サイズで作るのが一般的ですので、2つの書類でサイズを統一することもできます。

市販品を購入する場合には問題ありませんが、ネットでダウンロードできる履歴書テンプレートを使用する場合には、印刷する用紙にも注意しましょう。

ペラペラの用紙で履歴書を印刷するのは避け、ある程度厚みがある用紙を選択するのが無難です。

新卒・既卒・転職などで使用する履歴書を変える

法律に反するような項目がなくA4サイズの履歴書であれば失敗はありません。

しかし、より効果的に自分のキャリアや成果をアピールするなら履歴書選びにも力を入れましょう。

履歴書選びで見るべきポイントは、どの項目にどれだけの割合が割かれているかです。

例えば新卒であれば、過去の職歴は基本的にはないわけですから職歴の欄が多すぎると未記入の箇所の多い印象になります。

その場合には、自由に記述できる長所などの欄が充実しているほうがアピールしやすいです。

反対に、過去に様々な企業で働いた経験があるなら職歴の欄はある程度の大きさがあったほうが安心と言えます。

履歴書のJIS規格についてのまとめ

転職や就活などでの選考においては情報収集してはいけない項目があるため、それらの内容を履歴書に記入してはいけません。

JIS規格の履歴書であれば心配はありませんが、ネットから履歴書のテンプレートをダウンロードする場合には、相応しくない欄がないかを確認すべきです。

JIS規格以外に使用してはいけないわけではありませんので、上手く自分のキャリアやスキルをアピールできる履歴書を選ぶようにしましょう。

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