履歴書の趣味・特技の書き方|プラスとマイナス評価が分かれるポイント

履歴書やESで意外にペンが止まってしまう人が多いのが、「趣味・特技」の欄です。

志望動機などは時間をかけて考えても、他の箇所でマイナスな評価を積み重ねるのはもったいないです。

履歴書では、正直に自分の趣味や特技を書けば良いというものではありません。

履歴書に趣味や特技を書くのは、それなりの理由があるのです。

この記事では、履歴書やESの趣味・特技欄の正しい書き方、採用担当者はどのような点を見ているのか、書いてはいけない趣味・特技、書く内容が思いつかない時の対処方法について説明していきます。

履歴書、ESの趣味・特技欄の正しい書き方

趣味や特技は、書けば良いというものではありません。

絶対的に正解な書き方があるわけではありませんが、基本的には次のように書くのが良いでしょう。

【趣味・特技】
一言、二言のコメント

例えば、次のような感じです。

読書
小説から経済に関する本まで、幅広く読んでいます。去年は、週1冊のペースで年間50冊ほど読みました。

履歴書の趣味・特技欄から採用担当者は何を見ている?

当たり前ですが、採用担当者はあなたの趣味や特技を知りたいわけではありません。

では、なぜ履歴書にそのような欄があるのかというと、趣味や特技から応募者の人物像がわかるからです。

履歴書や職務経歴書の職歴や学歴からはわからないような、あなたの人となりを探ろうとしているのです。

面接受けの良さそうな趣味や特技を作る必要はありませんが、応募する企業がどのような人物を求めているのかを把握しておくことで、趣味や特技の欄でもアピールができます。

履歴書の趣味・特技欄では書くべきではないものとは?

趣味や特技で嘘をつく必要はありませんが、履歴書では書くべきではないもの、というのがあります。

趣味、特技は本来であれば個人の自由なのですが、人物像にマイナスな印象を持たれかねないものは避けるのが無難です。

例えば、次のようなものは書かないほうが良いでしょう。

ギャンブルなど

たとえ、公営ギャンブルである競馬や競輪などでも履歴書には書かないほうが良いでしょう。

ギャンブルは依存的なレベルでなくても面接官に良い印象を与えません。

趣味をやめる必要はありませんが、履歴書に書くには相応しくありません。

投資や副業に関係するもの

ギャンブルに近いですが、投資や副業なども避けたほうが良い趣味です。
投資、ギャンブルは失敗すれば、本来の業務に影響が出る可能性もあります。

お金に関係する趣味・特技は避けるのが無難です。

業務に影響が出そうなもの

お金に関係しなくても、業務に影響が出そうな趣味や特技は書かないほうが良いでしょう。

例えば、「旅行:ヒッチハイクで日本1周をしたいと思っています。」と趣味の欄に書いたとします。

旅行は悪い趣味ではありませんが、「ヒッチハイクで日本1周」と聞けば、趣味を理由に仕事を辞める・休むのではないかと疑われる可能性があります。

本来の業務に支障の出そうなものは書かないようにしましょう。

履歴書の趣味・特技欄でプラスになるものとは?

趣味・特技の欄で好ましいものは、継続的な努力が見えるものです。

例えば、ジョギングなどのスポーツ、読書などは継続して続けている場合にはアピールにつながります。

明らかにマイナスになるような趣味や特技でなければ、うまくコメントを付け加えることでアピールすることができます。

料理でも、「段取り良く複数のメニューを作ることができる」、「一品を極めている」、「珍しい料理にチャレンジしている」などコメントを加えることで、アピールにつなげることができます。

履歴書の趣味・特技は空欄はNG?

書けるような趣味や特技がない場合でも、空白で履歴書を提出するのは避けましょう。

趣味・特技の欄に限らず、基本的にはすべての欄を埋めたほうが良いです。
ただ、趣味や特技があっても履歴書にかけないような場合もあるでしょう。

その場合には、嘘でも趣味・特技を書くべきなのでしょうか?

履歴書の趣味・特技欄で嘘を書くのはNG?

面接官によっては、趣味や特技に触れない人もいます。

履歴書用の趣味・特技を書く人もいるようですが、面接で質問された場合に嘘がバレる可能性があります。

繰り返しになりますが、趣味や特技は応募者の人となりを見ています。
趣味や特技がないからといって嘘をかけば、誠実ではないという印象を与えかねません。

履歴書には趣味・特技の欄がないものもある

どうしても趣味や特技が思いつかない場合には、趣味・特技の欄がない履歴書を使用するのが良いでしょう。

履歴書には規格があり、スタンダードなものはJISの履歴書です。
ネットから無料でダウンロードできるものもありますが、採用の判断材料にすべきでないような項目(支持する政党や、信じている宗教など)がないかは確認すべきです。
関連記事:履歴書のJIS規格とは何?

履歴書に書く趣味・特技がない!考えるポイント

履歴書の趣味や特技はユニークなものを書かなければいけないと思っている人もいますが、企業は変わった趣味を求めているわけではありません。

履歴書の趣味・特技の欄を書くときのポイントは、企業が求めている人物像を把握することです。
もし、企業がユニークな人材を求めているのであれば、面接官が食いつきそうな変わった趣味を書くのも良いでしょう。

次の手順で考えると良いでしょう。

  1. 趣味、特技を書き出す
  2. 企業の求めている人材を分析する
  3. マッチングポイントを探す

まずは、自分の趣味と特技をできるだけたくさん書き出します。
はじめは、浅い、深いは関係なく思いつくだけ、どんどん出していきましょう。

次に、企業分析などを通して、今回の人材募集でどのような人物を求めているのかを考えましょう。

最後に、自分と企業の接点を探します。

就活や転職は、恋愛に例えられることもしばしばあります。

自分のことを伝えるだけでなく、相手が何を欲しているのかを考えて、自分ならそれを提供することができるというマッチングポイントを探しましょう。

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