WEBライターをしている主婦のほとんどが稼げていないは本当か?

WEBライター主婦は意外にも多い?

クラウドソーシングでライター募集をしていると様々な方から応募があります。
内容や記事単価にもよりますが、専業ライターの応募よりも副業ライターであったり、専業主婦のライターの方からの応募が多いような印象です。

ただ、その方々全員が十分に稼げているかというと、そうではないのが現状です。

主婦WEBライターの収入はどれくらい?

実際、主婦をしながらWEBライターをしている方はどのくらいの収入をえているのでしょうか?
WEBライティングは、主に文字数によって報酬が変わる文字単価と、1記事ごとの報酬設定となる記事単価の2種類があります。

クラウドソーシングを利用して記事を発注する時は、だいたい時間あたり1,000円くらいになるように作業量を決めています。
もちろん、初めて記事を書く場合には時間がかかるので1時間あたりで考えると1,000円に満たない場合が多いでしょう。

時給1,000円相当の作業と考え、平日の毎日2時間ずつ作業をすれば、月40,000円程度の報酬となります。

1,000円×2時間(1日)×5日(1週間)×4=40,000円

WEBライターの世界は思っているほど甘くはない

1日2時間の作業で月40,000円の収入が増えると思うと、WEBライターを簡単な仕事を思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、着実にスキルアップしていかなければ安定して稼ぐことは難しいと言えます。

少し前の資料ですが、大手クラウドソーシング会社であるクラウドワークスのIR情報にて、月20万円以上のワーカーの数が登録者数の1%にも満たないことが分かりニュースにもなりました。

月20万円の収入があれば独立してもやっていけるでしょうから、フリーランスとしてはスタートラインとも言える額です。
実際には、登録はしたが活動していない人も含まれていること、あくまでもクラウドワークスのみでの報酬額の話であることを踏まえるとクラウドソーシングが稼げないというわけではないと思います。

ただ、クラウドソーシングを利用してWEBライターを始めること自体は簡単ですが、そこで稼いでいくのは簡単ではないことは他の仕事と大差はありません。

WEBライターの主婦にとってのメリット

WEBライターで稼ぐことは簡単ではありませんが、クラウドソーシングが専業主婦にとって働きやすい環境ではあります。
例えば、次のようなメリットがあります。

  • 時間の融通がきく
  • 場所を選ばない
  • 知識が活かせる
  • スキルアップ次第で収入を上げられる
  • パソコン1つで始めやすい

時間の融通がきく

クラウドソーシングやフリーランスという働き方に憧れる人が多い理由の1つは時間の融通がきくことでしょう。
専業主婦であれば、家事や子育てに時間を割かなければいけないことも多くあり、なかなか職場復帰やアルバイト、パートなどで働くことが困難な場合もあります。

クラウドソーシングなら納期を守っていれば、決まった時間に作業を行う必要がないのが一般的です。
クライアントによっては作業時間の指定があったり、連絡への対応ができる時間が決まっていたりするので案件に応募する前に一度確認するのが良いでしょう。

場所を選ばない

クラウドソーシングなら時間と同様に場所を選びません。
つまり家で家事や育児をしながらでも仕事がしやすいのです。
案件によっては、クライアントとの打ち合わせが必要な場合もあります。

スカイプなどのテレビ電話での打ち合わせや出社しての打ち合わせが行われることもあります。
小さな子どもがいる場合には、一時的に預かってもらう、打ち合わせに連れて行くことが可能かの確認を行うなどの配慮は必要になるでしょう。

スカイプでの打ち合わせの際も、事前にクライアントに小さい子どもがいることを伝えておくのが良いでしょう。

また、WEBで仕事を受注するなら都市と地方の格差もほぼない点もメリットになります。

知識が活かせる

実際にどのようなテーマの記事が依頼されているかをみると分かりますが、かなり幅広いジャンルのWEBライティング案件があります。
カードローンを利用したことがなくてもカードローンの記事を書くことはできますし、借金に困っていなくても債務整理の記事を書くことはできます。

しかし、良い記事を書くためにも作業効率を上げるためにも自分が得意なテーマで記事を書くことをおすすめします。

価値のあるWEBライターになるポイントの1つは、自分にしか書けない記事を書くことです。
誰にでもかける記事であれば報酬も並ですが、あなたにしか書けない記事であれば報酬は必ず上がるはずです。

「あなたにしか書けない」というとそんな記事は書けない、と思うかもしれません。
しかし、育児の経験、時間を費やした趣味、前職で得た知識などは、あなたが当たり前と思っていても、他の人にとっては貴重な知識となりえます。

スキルアップ次第で収入を上げられる

アルバイトやパートであれば長く続けたからといって収入が上がっていくとは限りません。
しかし、WEBライターなら書く技術を磨いていけば記事単価を上げることは難しくありません。

単価の交渉をすることも不可能ではありませんし、より割の良い仕事に自分から応募することもできます。

パソコン1つで始めやすい

WEBライターは始めるのに資格も要りませんし、パソコン1つあれば始めることが可能です。
副業と言われるものは複数ありますが、多くは初期費用が必要であったり、投資のようにリスクがあったりします。

WEBライターなら文章を書き納品すること、クライアントとの連絡をとる手段があれば他に特別なものは必要ありません。

主婦がWEBライターをする時の注意点

WEBライターとして得た収入は雑所得や事業所得になるケースが多くあります。
もし、配偶者の扶養に入っているのであれば注意が必要です。

収入が一定以上になると扶養家族の条件から外れることとなり、自分自身の税金や、配偶者の税金が高くなる可能性があります。
ある程度まとまった報酬を得ることができるなら、フリーランスとして事業所得の申告をしても良いでしょう。

しかし、扶養から外れたくない場合には年間の所得をコントロールしましょう。
また、雑所得と給与所得(アルバイトやパートなど)とでは、扶養から外れる所得額の扱いが違う点にも注意しましょう。

主婦がWEBライターを始める時のポイント

クラウドソーシングでの仕事を誰でもできる簡単なものと甘く見てしまうと、思ったよりも稼げないことに困惑するかもしれません。
確かに、初めから時給1,000円相当で仕事をするのは簡単ではありません。

ですが、育児や家事があってもコツコツと実績を積み重ねていくことはできますし、スキルアップによって報酬を上げることも可能です。
年齢的なハンディキャップもないため、長く続けていきやすい仕事でもあります。

まずは、どのような案件があるのかを確認して、仕事のイメージをつかむのが良いでしょう。

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