クラウドソーシングが普及し始めてから、フリーランスとして仕事をしたり、副業をしたりするハードルが下がりました。
特にWEBライターは、ライターとしての経験が一切なくても、仕事を受注することは難しくありません。
しかし、だからと言って簡単に楽して稼げるわけではないのです。
特に、はじめのうちは受注できる仕事数が増えずに、結果的にも報酬も増えないという方も少なくありません。
そんな時には、少し面倒でも複数のクラウドソーシングに登録して、受注件数を増やしていくのが良いでしょう。
この記事では、クラウドソーシングを複数サイト登録すべき理由、複数登録した場合のデメリット、どのサービスを選ぶべきかを説明していきます。
クラウドソーシングは複数サイトを登録すべき理由
クラウドソーシングには、日々数多くの案件が新規募集されています。
ただし、自分の得意とするジャンルや、興味のある仕事が必ずあるとは限りません。
もちろん、根気よく待っていれば条件の良い仕事、やりたい仕事の募集があるかもしれません。
しかし、生活がかかっている以上、悠長に待つのは良い方針とは言えないのです。
単純に、応募できる仕事の母数を増やすのであれば、1つよりも2つ、2つよりも3つのクラウドソーシングサービスに登録することをおすすめします。
目次
複数登録する3つのメリット!安定報酬につながる?
クラウドソーシングサービスに複数登録することは、安定した報酬につながります。
具体的には、次のような3つのメリットがあります。
- 募集案件の量が増える
- サイトごとのメリットを活用できる
- リスクを分散できる
それでは、1つ1つを見ていきましょう。
複数登録で募集案件の量が増える
メリットの1つは、複数のサービスを利用することで募集案件の数が増えるということです。
同じ規模のサービスであれば、1つを2つに増やすだけで単純に募集中の案件が倍になります。
また、単価などの条件が良い案件はすぐに応募が殺到します。
そのような好条件の案件を受注するには、スキルを上手にアピールすることも重要ですが、クライアントとの相性というのも少なからずあります。
時間をかけて作成した記事であっても、クライアントのイメージする理想の文章ではない可能性もあるのです。
スキルがあれば、過去の実績に加えて、テストライティングを行ってもらうのも良いでしょう。
まずは、応募可能な案件が十分ないことには、仕事を選ぶのも困難なので、複数のクラウドソーシングに登録するのが良いでしょう。
サイトごとのメリットを活用する
1つのサービスしか利用していないと気づきませんが、クラウドソーシングはサイトごとに特徴があります。
例えば、募集が多い案件、ジャンル、報酬のシステム(手数料など)、実績のあるライターの優遇制度などです。
特に手数料などの報酬に関する部分は、収入に直結する部分なので非常に重要です。
クラウドソーシングによって、クライアント側が手数料を払うケースと、受注するワーカー側が手数料を払うケースがあります。
また、実績のあるライターへの優遇制度があり適用されている場合には、そのサイトからの仕事を優先して、その他のサイトでは足りない分を補う、興味のあるジャンルだけ受注するなどの使い分けもできます。
リスクを分散できる
クラウドソーシングに限ったことではありませんが、収入源を1つに限定していると万が一のリスクは大きくなります。
例えば、クラウドソーシングサイトが閉鎖になった場合、クライアントがクラウドソーシングでの外注から撤退した場合などです。
クラウドソーシングを利用すれば、面倒なことの多くをクラウドソーシング会社が仲介してくれます。
しかし、仲介役がなくなれば、クライアントとのパイプラインもなくなってしまうのです。
安定した収入を考えるなら、複数のサイトで、複数のクライアントから仕事を受注する方が良いでしょう。
また、特定の仕事というのは、場合によってはいっきに数が減るケースがあります。
徐々にYMYLにあたるような「お金」や「健康」などのテーマの外注記事が減少傾向にあるので、特定のジャンルでしか仕事を受けていないのもリスクがあるのです。
複数登録するならクラウドワークとランサーズ
クラウドソーシングサイトはたくさんありますが、あまりニッチなものを選ぶのはおすすめできません。
利用しているクライアント数が少ないと、募集している案件数も減ります。
まず登録するなら、クラウドワークスとランサーズがおすすめです。
2サイトとも、多くのワーカーとクライアントが参加しているため、初めての人でも受注のハードルが低いのが特徴です。
またワーカー向けのサポートも充実しているのもメリットです。
クラウドソーシングを複数登録するデメリット
ただし、やみくもに登録サイト数を増やすことはおすすめできません。
複数のサービスを利用することで案件数は増えますが、その分、様々なサイトで仕事を探したり、クライアントとのやり取りをしたりする手間が発生します。
多くても3つのサイトくらいまで絞るのが良いでしょう。
もちろん、登録だけをして、実際に仕事を受けるサイトを3つ程度に限定しても構いません。