WEBライターってどんな仕事?3つの仕事内容とライターとの違い

WEBライターってどんな仕事?

WEBライターの仕事内容は多岐にわたり、キュレーションメディアやニュースサイトなどでの記事の執筆から、インタビュー記事の作成やメールマガジンの作成などもWEBライターの仕事に含まれることがあります。
記事の長さも1記事数万文字を超える長文から、数百文字のコラムまで幅広い仕事があります。

ホームページやメルマガなどの、紙媒体以外のために記事を執筆する仕事と考えて良いでしょう。
ただ、雑誌でコラムなどの連載を持つ人がWEBマガジンで連載をすることもありますし、反対に、ニュースサイトで人気ライターになることで紙媒体の仕事をもらえることもあります。

WEBライターに厳密な定義はありませんが、この記事では「インターネットを通じて仕事の受注を行い、WEBサイトやメルマガなどの紙媒体以外のために記事を書く仕事」とします。

WEBライターはフリーランスだけじゃない?

WEBライターと聞くと、フリーランスで活躍する仕事だと想像する人も多いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、企業から発注を受けWEB用の記事の作成代行を行うWEBライティング専門の企業もありますし、大手の企業であれば自社メディアのためのWEBライターを社内で抱えていることもあります。

ただ、どの程度の人数がいるかはわかりませんが、おそらく専業、副業を考えなければフリーランス(個人事業主)やクラウドワーカーとしてWEBライターをしている人の方が多いと思われます。

その理由は、クラウドソーシングなどで依頼があるWEBライティングの仕事の多くは検索エンジン経由でのユーザー集客を目的とした記事であることと関係していると思います。
後でWEBライターの仕事内容でもお話ししますが、WEBライティングの仕事はブランディングや深い共感を得ること(SNSでのシェアなど)ではなく、検索エンジンを通してユーザーを集めること(SEO集客)を重視した記事を求められるケースが多くあります。
そのような記事を集めるメディアは、広告収入を1つのマネタイズ方法としているケースが多くあります。

広告収入によって十分な利益を出すには、大量のPV、すなわち大量の記事が必要になります。
社内でライターを抱えてしまうと人件費が高くなりがちなので、費用を抑えるためにもクラウドソーシングで大量の記事を発注するのです。
また、クラウドソーシングなら十分な記事数が集まったら、ライターとの契約も解除しやすいというメリットもクライアント側にはあります。

WEBライターの3つの仕事内容

WEBライターの仕事内容は多岐にわたるので、「ここからここまで!」と言うように分けるのは簡単ではありませんが、WEBサイトを運営していくにあたり必要な記事の種類は大きく3つに分類することができます。

  • 検索経由での集客記事
  • WEBサイトのリピーター向け記事
  • SNSでシェアを集める記事

WEBサイトの基本は検索エンジン経由での集客

企業がネットで商品を売る場合には、広告を出稿すると言う方法もあります。
検索経由で集客するのに比べて、非常にスピーディに結果につなげることができる一方で、広告費用がかさんでしまうと言うデメリットもあります。

そのため、ネットでの集客の基礎となるのは、検索経由での集客だと思います。
ユーザーのニーズを満たす記事を作成することができれば、安定した集客が可能です。

ライターは、SEOについての理解と知識が求められ、ユーザーニーズを満足させることができる十分な文章量が必要になります。

リピーター向け記事はファン離れを防ぐ役割

WEBサイトは、新規ユーザーの獲得だけでなく、すでにいるファンが飽きないように頻繁に記事を更新することも重要になります。
ブックマークやSNSでフォローしてくれているユーザーが、いつサイトを見に来ても、新しいコンテンツが公開されている状態が理想です。

日に何記事も更新というのは難しいかもしれませんが、競合サイトが多い分野などでは、どんどん新しいサイトができていくので、一度できたファンをいかに深く自身のWEBサイトに取り込んでいくかが重要になってきます。

SNSでのシェアはSEOにも有効?

WEB記事の3つ目は、SNSでシェアを獲得するための記事です。
これは、ただ閲覧されるだけでなく、シェア(いいねやリツイート、はてブなど)されることが記事の目的です。

多くのシェアを集めることは、結果的にナチュラルなリンクを集めることにもつながるので、SEO対策としても一定の効果があると考えられています。
SNSでシェアされるためには、ターゲットの選定、記事テーマの見つけ方、記事の書き方などにコツがいるので、前の2つの記事とは違うスキルが求められます。

そのため、クラウドソーシングでは比較的高い報酬でライターの募集が行われるケースがあります。
ただ、リサーチや修正依頼に時間がかかる場合も多く、時間単位で考えると高単価の案件と必ずしも言えない場合もあります。

クライアント側で、ターゲットやテーマの方向性が決まっていることが多いので、自分の知識や経験があるジャンルであれば積極的にチャレンジしても良いでしょう。

WEBライターになる方法|仕事はどうやって探す?

WEBライターになるには、クラウドソーシングサービスに登録するのがもっとも簡単です。
登録をすると様々な案件を見ることができるので、その中から興味のある仕事に応募することができます。
WEBライティングは仕事の数や種類も多く、未経験でも応募可能な案件も数多くあります。

私は、ライターの採用、不採用を決める場合には、WEBライターとしての経験がなくても、十分な日本語能力があれば問題ないと考えます。
もちろん、応募者数が多い場合には、過去に書いた記事やテストライティングによって採用を決めることもあります。

初めてで自信がないという場合には、タスク形式の案件をこなすという方法もあります。
タスク形式とは、比較的文字数の少ない文章の作成を依頼するときに使われる依頼形式で、記事、文章の提出が早かった順に納品がなされる形式です。
多いのは、商品に対する口コミや、サービスなどの体験談を数百文字でまとめるものです。
単価が低いケースも多いのですが、まずはWEBライターとしての実績を作っていくのにはタスク形式は良い方法です。

WEBライターとライターの違いは何?

WEBライターと、通常のライターとでは異なる点がいくつかあります。
その中でも大きな違いは、求められる文字数です。

紙媒体であれば文字数は厳密に決められ、少なすぎてもいけないし、ましてやオーバーしているなんてことはありえないでしょう。
だからこそ、限られた文字数の中で言葉の使い方や、内容がしっかりと伝わるかを何度もチェックしていきます。

一方で、WEBは「だいたい2,000字で書いてください」というようなレギュレーションはあっても、絶対に2,000文字以内に収める必要はないケースがほとんどです。
また、文字数が多い方がSEO的にも効果があると考えている場合も少なくありません。

そのため、2,000文字で十分なところを3,000文字書いてしまうというケースが出てくるのです。
文字単価での支払いであれば、ライターとしてはせっかく書いた文章を消す、削るのはもったいないと思うのは当然でしょう。
しかし、この削る作業ができない、無駄な文章は書くべきではないという意識がない場合には、WEBライターとして成長するのは難しいと思います。

自分が記事を読む側であれば、冗長な文章よりも、すっきりと重要なことが伝わる文章を好むはずです。
WEBライターとして成長がない、というのはつまり、いつまでたっても報酬が高い案件を受注することができない、ということにつながると思います。

まずは、書いた文章を見直す、不要な部分を削る、ということを意識してみましょう。

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